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2007年06月25日

パリ、テキサス

「テキサス」と言えば「砂漠」。んで「パリ」といえば「パリ・ダカ」(Wikipedia の「パリダカ」に関する記事)。てなわけで、これはもしかしたら米国と欧州を巡る「自動車関係の話題」かと想像してしまったりするかもしれない(笑)。

ま、んなこたぁないか^^。

で、私。全ての映画をトレースできるわけじゃないけれど、ナスターシャ・キンスキーが出てくるともう「ダメ」なんですよ(笑)。いや、良くないですか>ナスターシャ・キンスキー。あたしゃあ大好きでねえ…

と、「男と女」のときにあまりそういう話はしちゃいけないっすね。「ナスターシャ・キンスキーが好き」と言うとわりと「引かれる」ことが多いかもしれない。まあ、「引く」相手なら相手で、なんか「奥がありそう」で興味深いとも言えるけれど…

まあともかく。この映画、「男と女の別れ」を扱ってる映画だけど、まあ男女で観て十分楽しめる。ただ、最後の有名な「鏡越し」のところで「デンジャラス」な会話が出てくるのは気になる。この映画を「前の彼女と観た」とか「前の彼氏と観た」という前歴があって、かつ「今の相手」がその事実を知っている場合には一緒に観ない方が良いかもしれません…

音楽もいいし、とても好きな一本です。

2007年06月08日

ハンニバル

ハンニバル・ライジング』を読んで「ロングテール」にはまったのか(苦笑)、ハンニバルシリーズを再読/再見しています。再見と言ってもこの『ハンニバル』、脳みそを喰らうシーンしか覚えてなかったんですけどね~。

で、取り敢ず。

これ、小説読んでない人がみても面白いんですか? 個人的には小説を読まずに観て面白い作品だとは思わなかったんだけれども。まあほとんど全ての作品についてそう感じるから、私が「そういうタイプ」なのかもしれないけれど。

まあともかく。本作を男女で観るなら「観よう」と誘う側が小説を読み、そしてレクター博士のフィレンツェ時代について何か蘊蓄をもっておくことがお勧め。まあ「蘊蓄」と言っても「イヤミ」なものになっちゃうと逆効果。でも「レクター博士」に興味を持つもの同士なら「蘊蓄」を「イヤミ」にしない技術もきっと持ってるでしょ(^^)。

尚、原作を「半端」に読んでいくと「え、クラリスってスゴイ美人の設定なんだよね…」というしょーもないところに拘ってしまうから要注意(笑)。

2007年05月19日

トラトラトラ! ~ 「パール・ハーバー」にムカツイタ人々?

さすがにこの映画をカップルで見る人は少ないだろうなあ(笑)。ただ、しばらく前に流行った『パール・ハーバー』と見比べたくなる人ってのはいるかもしれない。

「パールハーバー」は、史実云々はともかく、いつもながらの下らぬ友情・愛情を消化不良に盛り込んだ「駄作」。本「トラトラトラ!」は日米双方から見た戦争に至る「理不尽さ」を描こうとしつつ、その「理不尽」をうまく描けていない感じに「力作」。

まあ日米開戦に到る「理不尽」を知るならば、お手軽に映画で学ぼうとするのではなく、自ら資料を集めて勉強すべきものなんでしょうね。映画自体も「そういうことばかり言っててもだめだね」って感じで「迫力のある」戦闘シーンに流れていったりする。

まあ、戦闘シーンも「公平」の観点があるのか、どうも中途半端な印象を拭えないんだけれども…。

え~と、余談だけど字幕の話。なんだかすごく「雰囲気」で訳している字幕です。もし二人とも英語ができるなら「え、こんな風に訳すの!?」なんて話をするのには面白いかも。

この映画を見たカップルは、「パール・ハーバー」に激昂したという共通のモチベーションを大事に、二人の愛を育んでいってください^^。

2007年05月05日

ミュージカル映画の入門作 ~ コーラス・ライン

ちょっとつまらない映画の紹介が続いてしまったので「楽しめる」映画。元々はブロードウェイ大人気の舞台ミュージカル。オーディションの様子をミュージカルで描いた作品。

本作、「入門作」と書いたように、誰が観ても「思想対立」みたいなことにはならないと思う。音楽やダンスに関する知識の多寡、ブロードウェイに関する興味の有無も大して問題にならない。

ただ、ひとつだけ注意しなくちゃいけないこと。観た後に「何かに賭ける青春の美しさ」なんて視点からは本作を語るべきじゃないと思う。そのような抽象的な概念まで飛ばしてしまうと、どこかに「思想対立」が発生する危険もある。

元々が「青春の苦悩」とかそういうものを表現するために作られた映画じゃあない。それ故に抽象的な概念を語り始めれば、映画から離れて個々人の持つそれぞれの印象批評世界に入り込んでしまう。そこに存在する楽しみがないとは言えないけれど、それでは本作の魅力を見失ってしまうことになるんだと思う。

単純に。

オーディションの最初の方で演じられるダンスのバリエーションを楽しみ、そしてラストの「迫力」に到るまでの過程を楽しめば良い。何も迷うことなく、ただ「ダンス」を楽しめば良い。

ちなみに本作。「入門作」と位置づけた。では「中・上級編」は何かと言えば「オール・ザット・ジャズ」だと思っている。

陳腐な反逆者映画 ~ リバティーン

「王政復古の英国」や「ロチェスター卿」、「王政復古直後の英国」と言えばあまりにドラマを感じさせ過ぎる。そういう「感じさせる」素材を扱えばつまらない映画に成り得ないというのが一般人の考え。

だけど本作は見事に裏切ってくれる。「奇矯な人」を「ありきたり」に演じて、むしろ描かなければ「描写」もできなかっただろうディテイルは背景に「まあ映画だし」というような理由で背景に追いやられる。監督の苦悩があったと信じたい「省略」により、本作はあまりにステロタイプな作品となってしまった。

「放縦なるロチェスター」が描かれた映画となればカップルで見るには「なかなか良い」作品と想像するかもしれない。でも「脚本の最初の三行を読んで出演を決めた」というジョニー・デップの言葉こそが「ウリ」の本作品。ジョニー・デップファン以外に観る価値があろうとはとても思えない。

「ひとりで観たい映画」や「恋人と観たい映画」など、いろいろな映画がある。そんな中、この映画は「観たくない映画」だったように思う。

「デカダン」やらなんやら。本作以外で味わったことのない人には、「もしかすると」楽しめる部分があるのかもしれない。

2007年05月02日

こういう映画にも要注意 ~ タイタニック

個人的にはこの映画、「下から数えて何番」くらいにつまらなかった映画。

恋愛シーンはきっと当事者同士しか盛り上がれないベタな恋愛だし、タイタニック沈没を巡る挿話は、実話を単に映画に貼り付けただけで、映画ならではの素晴らしさなんかがほとんどない。見終えた瞬間に「なんて時間を無駄にしたんだ」と、ほぼ怒り100%状態になってしまう。

ところが。

本作品は結構ウケが良いですよねえ…。とくに女性に評判なのかな。私には本作、どこが良いのかまったっくわからない。

と、ことほどさように。

多くの人が評価しているからと、安易に選択してしまうと一緒に見る相手が激昂してしまったりすることもあるから注意しましょう^^。

「タイタニック」を扱う作品なら、小説だけど『航路』なんかは面白かったですよ。コニー・ウィリスにしては「ちょっとひよった」感があるかもしれないけれど。

2007年04月30日

泣くってどうよ ~ バルトの楽園

実は。

映画を見てよく泣くんですよね~(苦笑)。「狙ってる」ことが明らかな「ALWAYS 三丁目の夕日」とかでもウルっときちゃう^^。

この「バルトの楽園」。別にそんなウルっとくる必要もないのに、最後の第九のシーンできちゃいましたよ~。こういうふうに効果的に音楽を使われる映画、弱いみたいですね~。ま、ストーリーに泣いたんじゃないだけ自分を許せるってか、あまり恥ずかしくはないってか、なんだかんだ言い訳するわけですが(笑)。

音楽に泣く癖のある人。え~、あまり軽い相手と見に行くと「何泣いてんの。馬鹿じゃね?」とか言われてポンになっちゃいそうなんで要注意です。泣いてもお互いに理解し合える、そういうツンデレ直前のカップル向けかな~^^。

それにしても。ナレーションがあの「TVのチカラ」に出演してた林家正蔵ってのは勘弁してもらいたい。彼の声を聞くだけであのイーカゲン番組を思い出してしまうものな。伝統芸能に理解はあるつもりだけど、あの馬鹿っぽいコメントはどうしても許せない。

泣いちゃいけない相手と見てしまった場合、「ちくしょ~、正蔵の映画で泣くか!」と心で叫べば、涙も止まるかもしれませんね^^。

2007年04月29日

理解できないジョニー・デップ

理解できない映画ってたくさんあるけれど、その一例がこれ。

こんなのを観に映画館に連れ出されたりしたら絶対に(良くて)喧嘩するな。悪ければ身体的バイオレンスに至ってしまうかもしれない。

まあかなり多数存在するらしい「ジョニーデップファン」というのもあまりよく理解できないから、ファンにはファンの楽しみ方があるのかもしれない。

「私、ファンだからどうしても観たいんだけど、あなたは絶対に面白くないと思うだろうから、ちょっとひとりで観に行くわね」という奥ゆかしい(?)のが好きかもしれないね(笑)。

じじいな感想で言えば、単に部分的ギャグの入った騒々しいだけの映画でした…。

2007年04月28日

勝負してみよう ~ 海の上のピアニスト

閉鎖空間における喜びと悲しみ。映画によくある瞬間だけど「一生の恋」。そして比喩でなく一生を左右する決断。

言葉にするとダサイ。だけど、そのダサさはより本質的なところを描いているが故のダサさ。本作品では素人が表現すれば「中学校二年生の詩」になってしまいそうなテーマを、極上のエンタテイメントとして表現する。

テーマがあまりに一般的なものだけに、誰にでも伝わる。そして極上の舞台装置の中に於ける「究極の選択」は見る人にカタルシスをもたらす。

『海の上のピアニスト』というだけあって、全編の背景には「音楽」がある。だから「音楽」に興味を持つ人の方が楽しめるとは思う。ピアノ勝負のシーンなどは、作られた映像ではあるが、超絶技巧が大いに楽しめる。

但し。

「音楽への理解」を試す映画ではなく、純粋に楽しむものとして音楽が使われていることは明記しておく。言ってみれば主人公が「ピアノ弾き」である必要はさほどなく、別に「海の上のジャグラー」であってもかまわなかった。ただより一般的な「ピアノ」を用いただけ。

そんなわけで。

「そろそろ勝負」を迎える、数多のカップルに本作をお勧めします(^^)。

2007年04月27日

フィルムライブの至宝 ~ STOP MAKING SENSE

なんか Amazon に在庫がないと言われてるんだけど(;_;)。

本作、フィルムライブの至宝。一応「ニューウェーブ」などに括られることの多い Talking Heads。この演奏を観れば「ジャンルなんかなんだよ」って話。演奏は良いし、デヴィッド・バーンの創造性もすごくよく出てる。多少なりとも音楽に興味があれば絶対にノリノリに楽しめる作品。

但し冒頭の一人演奏の風景に引いてしまった人もいるそうだから、そこで引きそうになったらそこだけは耐えて欲しい^^。監督も「あの」ジョナサン・デミだし、映画に興味がある人なら絶対に耐えられるし、耐えた後にはむしろ味として楽しめるから!

通ぶった蘊蓄が必要ならばひとつ。ジャズ界の巨匠マイルス・デイビスが、TALKING HEADS のリーダー・デヴィッド・バーンを名指しして「黒人音楽を盗んでる」と言っていたはず(はず、ですみません^^。確か『マイルス・デイビス自叙伝』の中の一節)。「盗んでる」のかどうかは別として、あの巨匠をしてそう言わしめる音楽に興味を持たざるを得ないでしょ(笑)?

ただひとつ難しいこと。

音楽面で天才的過ぎるので、一緒に観る人との音楽知識の多寡によって喧嘩が発生するかもしれない^^。とくに相手が「見栄張り」系なら要注意。この映画を観れば絶対に「音楽についてはひと言ゆいたい!」という気分になるけれど、あまりの深みに達する前に「沈黙」で映画を味わう選択を考えてみるのも良いかも。

まあ。

喧嘩することになっても観る価値のある映画だと思いますけどね。

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