本作、「入門作」と書いたように、誰が観ても「思想対立」みたいなことにはならないと思う。音楽やダンスに関する知識の多寡、ブロードウェイに関する興味の有無も大して問題にならない。
ただ、ひとつだけ注意しなくちゃいけないこと。観た後に「何かに賭ける青春の美しさ」なんて視点からは本作を語るべきじゃないと思う。そのような抽象的な概念まで飛ばしてしまうと、どこかに「思想対立」が発生する危険もある。
元々が「青春の苦悩」とかそういうものを表現するために作られた映画じゃあない。それ故に抽象的な概念を語り始めれば、映画から離れて個々人の持つそれぞれの印象批評世界に入り込んでしまう。そこに存在する楽しみがないとは言えないけれど、それでは本作の魅力を見失ってしまうことになるんだと思う。
単純に。
オーディションの最初の方で演じられるダンスのバリエーションを楽しみ、そしてラストの「迫力」に到るまでの過程を楽しめば良い。何も迷うことなく、ただ「ダンス」を楽しめば良い。
ちなみに本作。「入門作」と位置づけた。では「中・上級編」は何かと言えば「オール・ザット・ジャズ」だと思っている。

コメント (2)
おやまぁ。
いつのまにこんな(面白い)ブログ始めてたんですか?
というわけで、sensitiveな割には辛口な師匠にぜひ評価して欲しい一品。
「いとこのビニー」
出演 ジョー・ペシ、マリサ・トメイ、監督ジョナサン・リン(確か)
男と女の映画館なら必ずランクインすると思いますけどね。
ああ、でもこれ、女性の方がヤキモチ焼くかな…。
マリサ・トメイがすこぶるキュートなので。
もし観られてないのでしたら、今週末どうぞ。
投稿者: N埜 | 2007年05月17日 19:33
日時: 2007年05月17日 19:33
その映画、聞いたこともないんですけど^^。
投稿者: とりさん | 2007年05月18日 02:06
日時: 2007年05月18日 02:06